カフェのようなオフィス空間で働くメリットは?事例や導入時の注意点も紹介
「普通のオフィスと比べて、カフェのようなおしゃれなオフィスにはどんなメリット・デメリットがあるのか」
「カフェのようなオフィス空間で、ちゃんと効率よい仕事はできるのか」
「カフェのような綺麗なオフィスの事例を知りたい」
カフェのようなおしゃれなオフィス空間は増加傾向にあり、このようなオフィス空間に興味を持つ企業さまは増えています。
この記事では、オフィス移転・改装を手がける株式会社オリバーの視点から
をご紹介します。
さらに、カフェのようなオフィス空間をつくる上での以下3つのポイントも解説します。
カフェのようなオフィス空間で働くメリット
皆さんは、街中にあるカフェへ、何のために訪れるのでしょうか?
- コーヒーを飲みたい
- 食事をとりたい
など、飲食のために訪れるという方も多いと思います。
一方、
- リラックスをしたい
- 会話や雑談をしたい
- 仕事や勉強をしたい
といった飲食以外のことをするために訪れるということもあるでしょう。
また、
- お気に入りの空間に身を置いて作業したい
という方もいるかもしれません。
このようにカフェを訪れる目的は、様々な用途が挙げられます。
カフェのようなオフィス空間で働くということは、上に挙げたようなことをオフィス内で行うことになります。
一体どういうことなのか、カフェのようなオフィス空間で働くメリットを踏まえてご紹介します。
社員満足度向上や、求人採用に対するメリット
オリバーの自社オフィスを改装した際の社員アンケート結果の中に、次のような意見がありました。
- インテリア性のあるオフィス空間によって、モチベーションが上がる
- 「来たくなるオフィス」であるから、自然と人も集まる
- インテリア性の高いオフィス=出社したくなる
- 従来のオフィスよりカジュアルな空間で仕事ができて相談がしやすい
これらは、インテリア性のあるオフィス空間をどう感じるかという問いに対する回答です。
自分が勤務するオフィス空間がおしゃれでかっこいいことで、精神的な満足度があがることが分かります。
こういった観点は、今勤めている社員に向けてだけでなく、求職活動をしている将来の従業員にも大きな魅力として映るでしょう。
そういった意味で、求人採用に対するメリットが挙げられます。
自社をより多くの方に着目してもらえる一つの大切な要素と言えます。
社員エンゲージメント向上のメリット
若い社員の傾向として、適切なコミュニケーションをとれていないというものがあります。
- これを上司や同僚に尋ねてもいいのか
- 上司から「前に伝えた」と言われないか
- 忙しそうにしているので、話しかけて良いか分からない
といったことを、1人で抱え込むことで問題が広がります。
カフェのように気軽な雰囲気を演出できるオフィスなら、コミュニケーションのハードルが下がって話しかけやすくなったり、上司からも若い社員との何気ない会話をしやすくなります。
また、雰囲気だけでなくカフェのようにレイアウトを工夫したりさまざまな席のバリエーションを作ることで、さらに機能的にもコミュニケーションが取りやすくなる効果も期待できます。
オフィスで顔を合わせたり、コミュニケーションをとることによって、「気になること」が悩みになってしまう前に対処できることが増えるでしょう。
固定席を持たずに、自由に席を選んで働くメリット
カフェでは、自分が座りたい席を選んで利用します。
同様に、ソファ、ミーティング席、カウンターなど、様々なタイプの席をオフィス空間に取り入れることで、その日やその時間に自分が座りたい席を選んで利用することができます。
そうすることによって、例えば、
- 誰かと話したいときは、コミュニケーションがとりやすいエリアに
- 話しかけてほしくないときは、集中できるエリアに
- リラックスしたいときは、ソファのあるエリアに
といった目的に合わせて、自分が座りたい席を選ぶことができます。
このような働き方に合わせたバリエーション豊かなレイアウトがあるオフィスレイアウトを「ABW型」と呼びます。
ABWは、Activity Based Workingの略で、活動(働くシーン)に応じた環境で仕事をするスタイルです。個人のその時々の状況に応じて適した執務空間を選択できます。
こういったバリエーション豊かなレイアウトは、インテリアに自由度が増し、カフェらしい空間を演出しやすくなります。
カフェのように毎日違うメンバーと隣り合うメリット
固定席では、毎日同じメンバーが隣や前に座りますが、それに対して自由に席を選べると周りに座るメンバーが変わります。
同僚の近くに座ることもあれば、上司の近くに座ることもあります。
このような自由に席を選べる形式のことをフリーアドレスと呼びます。
フリーアドレスでは様々な部署の人が近くに座っている状態を生み出せ、他部署の人の隣で執務する機会が増えます。
このように、近くにいる人がランダムに変化することで、固定席では生まれなかった偶然のやりとりが発生します。
偶発的に発生する雑談から生まれるアイデアは多くあります。
実際にオリバーでは、オフィス空間を担当する部門、医療空間を担当する部門、ホテル空間を担当する部門というように、組織が分かれています。
オフィス内で違う部門の人とコミュニケーションをとっていると、雑談の中から新たなことを得られることがあります。
普段一緒に仕事をしていない人とのコミュニケーションには、同じ部署内の人とだけコミュニケーションをとっていては生まれなかったような、新しいアイデアを生み出す可能性を秘めています。
マネジメントの質向上のメリット
オフィスにてコミュニケーションが活性化すると、上長は部下の習得スキルや悩みを把握しやすくなります。
そういったコミュニケーションは、相手の理解を進め、課題や悩みをよりスムーズに解決へ導くことができます。適切なマネジメントは、組織の成長に繋がります。
以上、カフェのようなオフィス空間を作るメリットには
- 社員満足度向上や、求人採用に対するメリット
- 固定席を持たずに、自由に席を選んで働くメリット
- 接触する機会が少なかった人との対話で生まれるメリット
- 社員エンゲージメント向上のメリット
- マネジメントの質向上のメリット
があることを解説しました。
カフェのようなオフィス空間を作るデメリット
一方、カフェのようなオフィス空間を作るデメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
- 現状のオフィスを改装するための費用がかかる
- ABWを実現するためには、一般的な固定席より広いスペースが必要になることがある
- 業務内容によっては、向かないことがある
以上のようなデメリットが挙げられますが、例えば
- すでに改装する予定がある
- リモートワーク中心の働き方に変化した
といった場合であれば、デメリットも小さいのではないでしょうか。
様々なメリットのある「カフェのようなオフィス空間」をオフィス改装案の候補に入れてはいかがでしょう。
業務内容による向き不向きについては、後述します。
以前に比べ、カフェのようなオフィス空間が増加している理由
オリバーにお問い合わせいただくお客さまの中にも、オフィス空間を「カフェのような雰囲気にしたい」といったご希望を伺う機会は増加しています。
その理由としては
- 今注目されているオフィストレンドの一つだから
- おしゃれにしたいから
- コミュニケーションが生まれるようにしたいから
- 創造性、生産性、モチベーションを向上させたいから
といったことを挙げる企業さまが多くあります。
また
- 知り合いの会社のオフィスに訪れた際、カフェのような空間だった
- カフェで仕事をする機会が増えた
といったような、実際に体験する機会も増えていることも、理由として挙げられます。
新しい働き方に変わってきており、より良いオフィスにしたいと考える企業さまが増えています。
また、ロボットやシステムで対応できる仕事ではなく、人間にしかできない「アイデアを出す」「新しいことを考えて、生み出す」といった仕事をする必要性が増しています。
そのソリューションとしてどうするのが良いのか、というアイデアの一つにカフェのようなオフィス空間があると言えるでしょう。
カフェのようなオフィス空間の事例と利用社員のアンケート
カフェのようなオフィス空間の事例として、オリバーの2つの自社オフィスをご紹介します。
またそれらのオフィスを利用する社員に対してアンケートを実施しましたので、併せてご紹介します。
オリバー東京日本橋オフィス
天井は、既存のものをそのまま使うのではなく、天井の仕上げ材を取り払い、コンクリートの躯体が見えるようにしたスケルトン天井を一部に採用しています。
そうすることで天井に凹凸をつくりだし、空間に動きが出るようにデザインしています。
また新たに照明計画を行うなど、ハイクラスな仕様としました。
空間のテーマは「オーセンティック/リアル素材」。いつまでも愛される空間を目指してデザインしています。
オリバーは木の素材を扱うことに長けており、その強みを活かした空間づくりを行いました。
五感が感じられる空間を表現するため
- 視覚には、デザイン
- 聴覚には、川の流れる音・鳥のさえずり
- 嗅覚には、オリジナルのブレンドアロマ
- 触覚には、木素材の質感や樹木もリアルなものを使用
- 味覚には、コーヒー
といった要素を取り入れています。
アンケート結果
「インテリア性のあるオフィス空間は、社内のコミュニケーションの活性化に影響していると感じますか」という問いに対して、
94%が「とても感じる・感じる 」と回答しました。
- デザイン性、機能性の高いインテリアに囲まれると、気分が明るくなる
- 働く一日の中で様々なシーンや気分があり、それを自分で選択できる空間というのは非常に贅沢でありがたいこと
- オフィス空間がカジュアルなことで、緊張感の緩和や偶発的なコミュニケーションが生まれやすくなっている
- 座席ごとに話しかけやすさが異なるので、話しかけていい日かの判断材料にもなる
( 例:個室の日は雑談NGかな?オープンスペースは雑談OKかな?等) - オフィスに行く理由の一つになるので、出社率が向上する。休みの日に休憩がてら使いたいぐらいの気分になる
- カフェ等の延長線上にオフィスがあるように感じ、無機質なオフィスより、モチベーションも上がり話しやすい環境に感じる
- 年次の若い社員とコミュニケーションが取りやすくなった
という意見がありました。
オリバー大阪オフィス
空間は、フランスとイタリアの間に位置する沿岸部の国「モナコ」と「ファッション」をテーマにしています。
「自分を表現する」手段として日々身に着けている「ファッション」をインテリアに取り込み、ここで働く社員が「自分らしく」あり、この場にいることを誇りに思う場所になってほしいという想いも込めています。
コロナ禍を経て、WEBミーティングやチャットを駆使しながらどこでも働ける時代になっています。
そのような中、オフィスに来ると仲間と直接顔を合わせてコミュニケーションをとれるということが、オフィスにしかない価値や機能になると考えました。
そのため、コミュニケーションやプレゼンができるエリアを大きく構えています。
今では採用活動やセミナー、懇親会なども多く行われ、人々が交流できる場としても活用されています。
アンケート結果
「インテリア性のあるオフィス空間は、社内のコミュニケーションの活性化に影響していると感じますか」という問いに対して、
100%が「とても感じる・感じる 」と回答しました。
- 会社に行きたいと思える ⇒会社でも生き生きと働ける ⇒社内でのコミュニケーションの増加につながる
- 改装後、服装なども柔らかくなり、堅苦しさが減った
- インテリア性の高い空間だと、休憩がてらに周りを見渡す機会が多いと感じる。周りを見るようになると、他の社員の方の動きが見えたり、目があったりして、コミュニケーションが生まれるきっかけになる
- 自分の身なりも気を付ける必要があり、明るくなる気がする
- カフェ感覚で会話ができる
- 会社の雰囲気が明るくなる。話している会話のトーンや表情が自然と明るくなって、より良い人間関係やコミュニケーションの質に影響している
という意見がありました。
以上のように、カフェのようなオフィス空間は
- オフィスに来たくなる
- コミュニケーションが活性化する
- モチベーションが向上する
- リラックスできる
- 気分が明るくなる
- ステータスを感じる
といった効果を生み出すことがわかります。
カフェのようなおしゃれなオフィス空間を導入する際の押さえておくべきポイント
今までのオフィス空間から、新しいオフィス空間に変わる際に一番大切なことは、「新たに作ったオフィス空間が活用されること」です。
せっかく作った新たなオフィス空間が活用されないことが一番の問題です。
企業の働き方は、企業ごとに異なります。
「どのように働きたいのか?」「どのような点を改善したいのか?」といった具体的な内容を社員にヒアリングしたり、現状のオフィスを調査することが大切です。
企業のビジョンや課題を基に、オフィス構築によって成し遂げたいことを言語化し、長期的な視点を持ったコンセプトを設計する必要があります。
そしてそのコンセプトを実現する空間設計、施工が必要です。
また、新しいオフィス空間を使う社員の皆さまとの対話、説明、そしてルール作りが必要です。
そういった工程を経ることで、活用されるオフィス空間をつくることが可能となります。
自社だけでこれらを進めることが難しい場合は、オフィス移転・改装のプロジェクトマネジメントを手掛けることができるベンダーに相談しましょう。
オリバーでは、製造・工事・施工管理だけでなく、「働き方」や「デザイン」に特化したマネジメントを行います。
→ オフィス移転‧改装プロジェクトマネジメントに関する詳しい情報はこちら
高いインテリア性がもたらす効果
次に、カフェのようなオフィス空間をつくる上でのポイントの1つ、「高いインテリア性がもたらす効果」について解説します。
カフェのようなオフィス空間をつくるためには、フリーアドレスが必ず必要、ということではありません。
- インテリア性のあるオフィス空間によって、モチベーションが上がる
- 「来たくなるオフィス」であるから、自然と人も集まる
- インテリア性の高いオフィス=出社したくなる
といった社員満足度向上や、求人採用に対するメリットは、高いインテリア性によるものです。
- 経理業務など、多くの書類を扱う業務
- ノートパソコンのような小さな画面ではなく、大きな画面が必要な業務
このような業務に当てはまる業種・職種の場合は、フリーアドレスでは業務に支障が発生するため、固定席を採用します。
そして、次のような設計の工夫を行うことで、カフェのようなオフィス空間を実現します。
- 内装の仕上げをカフェライクな雰囲気にする
- デスクに木目のものを使用する
- カフェライクなオフィスチェアを使用する
- ダウンライトやスポットライトなどを取り入れ、照明を工夫する
- グリーンをオフィス内に配置する
- ミーティングスペースのテーブルやチェアに、カフェで使用するような家具を使用する
カフェのようなオフィス空間を演出する家具
次に、カフェのようなオフィス空間をつくる上でのポイントの2つ目、「カフェのようなオフィス空間を演出する家具」について解説します。
「カフェのような家具を使って、長時間の業務ができるのだろうか。」
そのような懸念を持たれる方もおられます。
オリバーでは、長時間の着座にも耐えられるカフェライクな事務チェアも手がけています。
また、ミーティングスペースなどにぴったりな実際にカフェでも使われているチェアや、カフェのようなオフィス空間で使えるデスクも手がけており、併せてご紹介します。
長時間の着座にも耐えられるカフェライクな事務チェア
よくある事務椅子とは違い、カフェのようなオフィス空間になじむデザインの事務チェアです。
ひじ掛けには、あたたかみのある天然木を使用し、ファブリックにも画像のようなチェック柄など様々なデザインを採用できるためため、カフェのようなオフィス空間で浮いてしまうことがありません。
もちろん機能性・快適さはオフィスタスクチェアと同様に各種調整機能も備わっており、長時間座っても疲れにくい快適な座り心地です。
→ カジュアルなデザインのワークチェア「S・CN-E612」の詳細ページを見る
なめらかで美しい曲線が魅力のミーティングチェア
こちらもよくある事務椅子とは違い、カフェのようなオフィス空間になじむ見た目のミーティングチェアです。
超硬質発泡ウレタンの特性を駆使した立体的な三次元構造を実現し、やさしく包み込まれるような座り心地のよさが特長です。
またチェアの脚の部分には木製のカバーを用いており、温かみのある仕上がりとなっています。
→ なめらかで美しい曲線が魅力のミーティングチェア「S・CS-454 / S・CS-455」の詳細ページを見る
ミーティング席などに最適な、実際にカフェやレストランに採用されているチェア
流行りのアウトドア・ガーデンの雰囲気をもつ、「Woven+」シリーズのチェアです。
屋外でも使用できる素材で仕上げたこのチェアは、屋内にいながら屋外を感じられるデザインです。
→ 屋内にいながら屋外を感じられるデザインチェア「S・CU-A160」の詳細ページを見る
天然木の風合いを感じられる、美しい木目のチェア
オリバーのコアブランド「D&D」のチェアです。
「D&D」ブランドは、SDGsの考え方に共感し、FSC®認証製品を中心とした環境にやさしいものづくりを行っています。
このチェアは、フレームにFSC®認証のビーチ材を使用しており、美しい木目がカフェのようなオフィス空間にマッチします。
→ ビーチ材を使用した美しい木目のチェア「S・CW-F670」の詳細ページを見る
天然木突板の天板をもつデスク
オリバーでは、木目が美しいデスクを多数用意しています。
こちらの製品は、天然木の突板を天板に用いたデスクです。
ヴィンテージ調ウォールナット、ヴィンテージ調オーク、板柾ミックス、レッドガムなどの樹種を選択することができます。
突板とは天然木を薄くスライスした板で、テーブルに用いる際は、合板やMDF材でできた芯の表面に張り合わせて使用します。
突板のメリットは、本物の木材を表面に使用できることです。
見た目だけでなく、手触りからも木の質感を感じることができます。
また、木の反りに強い、無垢材に比べ安価といった長所も挙げられます。
→ 天然木の突板を天板に用いたデスク「S・TT-B322 / S・LS-B322」の詳細ページを見る
オフィス内のカフェコーナーを活かす方法
ここまで、「カフェのようなオフィス空間」について触れてきましたが、最後に「オフィス内のカフェコーナーを活かす方法」について解説します。
コミュニケーションが活性化するよう、ゾーニングを工夫する
ゾーニングとは、どこにどういったエリアをつくるのかという、オフィスフロアの大まかな配置を決めることです。
オフィス内のどこにカフェを配置するのか。これはカフェコーナーを活かすためには非常に重要なポイントです。
カフェコーナーを設置する目的の1つに「コミュニケーションの活性化」があります。
そのためには、カフェコーナーによって、人と人の接触機会が増え、コミュニケーションが自然に生まれる仕掛けとなる必要があります。
例えば、部署と部署の間にレイアウトすることで、普段接触する機会が少なかった部署の人との対話が発生する可能性が高まります。
一方、ゾーニングで注意することとして、集中して業務を行えるコーナーをカフェコーナーの近くに配置することは避ける必要があります。
コミュニケーションが活性化すると対話が生まれ、話し声は大きくなります。集中して業務を行えるコーナーはできるだけ静かな位置に配置することが必要となりますので、注意が必要です。
カフェコーナー付近に配置する家具を工夫する
単にコーヒーメーカーや自動販売機、ウォーターサーバーを設置するだけでは、カフェコーナーを活かしきることは難しく、周りに配置する家具に工夫することが大切です。
例えば、
- ミーティングテーブルのある席
- 数人で利用できるソファ席
- 2人以上で使えるベンチ
などを近くに配置することでコミュニケーションしやすい空間を作ることができます。
また、カフェコーナーにカウンターを作ることも有効な手段です。
一方、1人でリラックスしたり、気持ちを切り替えたりするためにカフェを利用することもあります。
1人で使えるソファを配置することも良いでしょう。
カフェの運用面に関する計画を考えておく
カフェコーナーは作るだけでなく、その後運用していく必要があります。
一例ですが、以下のようなことはカフェコーナーを作る前に計画しておくことが大切です。
- コーヒーメーカーや自動販売機、ウォーターサーバーのランニングコストを計算し、どのようにして賄うのか
- 冷蔵庫、電子レンジなどは何台用意する必要があるのか
- ゴミの分別はどのように実施するのか
オリバーオフィス内にあるカフェコーナーに関するアンケート結果
オリバーでは、自社オフィス内にカフェコーナーをレイアウトしています。
オリバー大阪オフィスにあるカフェコーナーを利用した社員に対してアンケートを実施しましたのでご紹介します。
「カフェコーナーはコミュニケーションの頻度や質の向上のきっかけになると感じますか?」という問いに対して、以下のような回答がありました。
- 朝のコーヒーを取るタイミング・昼食後・帰宅時のゴミ捨ての時、必然的に人が集まるのでいろんな人と話せる
- 席が近くではない人とも話すきっかけになる
- ゴミ捨てに行った時、会話が自然に生まれた
- 立ち歩くきっかけを作ることで、話すきっかけを作っていると感じる
カフェコーナーを作ったことで、これまでとは異なるコミュニケーションが発生していることが分かります。
まとめ
以上、オフィス移転・改修を手がける株式会社オリバーの視点から、
- カフェのようなオフィス空間で働くメリット
- 以前に比べ、カフェのようなオフィス空間が増加している理由
- カフェのようなオフィス空間の事例と利用社員のアンケート
についてご紹介しました。
さらに、カフェのようなオフィス空間をつくる上でのポイント
- 高いインテリア性がもたらす効果(フリーアドレスは必ずしも必要ではない)
- カフェのようなオフィス空間を演出する家具
- オフィス内のカフェコーナーを活かす方法
も参考にされてはいかがでしょうか。
オリバーでは、カフェのようなオフィス空間を数多く手がけています。
オフィス空間づくりにお困りの際は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。
オリバーが提供するオフィスブランドPLACE2.5では、お客さまのビジョンを実現する、唯一無二のオフィス設計を行っています。
今回ご紹介した自社オフィスでは、オフィス見学を実施しています。詳しくは以下のページをご覧ください。